コロラド州初の3Dプリント住宅が完成したとして話題になっている。現地の地元テレビ局の報道によると、コロラド州初の3Dプリント住宅を建設したのは3Dプリント住宅メーカーのヴェロタッチ(VeroTouch)社。ブエナビスタ市に建設された二棟の3Dプリント住宅はA1基準のコンクリートを素材に建設され、高い耐火性能と堅牢性が特徴の平屋建て住宅。
建設にかかった時間は16日で、従来型の住宅よりも20%から30%程度低コストで建設できたとしている。
ヴェロタッチのチーフ・コミュニケーション・オフィサーのジェイク・リシャヴィー氏は、「コロラド州は住宅市場としては相場が高いエリアではありません。しかし、住環境は素晴らしく、世界でもトップクラスです。3Dプリント住宅を普及させることで住宅市場の相場をより魅力的にしてゆく予定です」とコメントしている。
3Dプリント住宅の建設には、コロラド州政府が拠出しているイノベーティブ・ハウジング・インセンティブプログラムの助成金が活用されている。同助成金は、コロラド州の各都市部を中心に問題化している住宅不足を解消するために投じられている。
ヴェロタッチは、コロラド州サリダ市にも32棟の3Dプリント住宅を建設するプロジェクトも始めるとしている。

