コロラド州初の3Dプリント住宅が完成

米コロラド州初の3Dプリント住宅が完成したとして話題になっている。アメリカ現地メディアの報道によると、コロラド州ブエナビスタに建築されたのは二棟の平屋建て3Dプリント住宅。延床面積1100平方フィート(約102.19平方メートル)の大きさの3Dプリント住宅は、デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルの「BOD2」建設3Dプリンターで建設され、建設にかかった時間は16日だったという。3Dプリント住宅は一棟あたり62万5000ドル(約9187万円)で販売される予定。

3Dプリント住宅を建設したヴェロタッチ社のグラント・ハメルCEOは、「(3Dプリント住宅という)極めて耐久性に優れた住宅を完成させることができました。山火事などの自然災害にも強く、今後何世紀にも渡って建ち続けるでしょう」とコメントしている。

都市部を中心に住宅不足が社会問題化しているアメリカでは、これまでにロサンゼルス、ニューヨーク、テキサス州ヒューストンなどで3Dプリント住宅が建設されてきた。コロラド州ブエナビスタのような郊外の住宅地に3Dプリント住宅が建設されるのは珍しい。

ヴェロタッチ社は、今後もコロラド州を中心にさらに多くの3Dプリント住宅を建設したいとしている。