3Dプリント住宅を掃除する方法について、アメリカの経済誌「ビジネス・インサイダー」が興味深い記事を載せている。
多くの3Dプリント住宅は、積層造形方式の建設3Dプリンターでコンクリートミックスを上方に積層して建築されるため、積層レイヤーごとに「段差」ができるのが一般的だ。建築直後は良しとしても、時間の経過とともに埃や土などの汚れが目立ってくる。3Dプリント住宅のオーナーは、そうした汚れをどのように掃除しているのだろうか。
テキサス州に拠点を置く3Dプリント住宅メーカーのICONのスポークスパーソンはインタビューに対し、「オーナー様の多くは、塗り壁やレンガで作られた住宅と同じように3Dプリント住宅を掃除しておられます。一般的なダストクロスを使い、埃などを拭き取って綺麗にしておられます」と説明している。
ICONの3Dプリント住宅に住むあるオーナーも、掃除をする際に困ったことやトラブルが生じたことはこれまでに一度もないと主張する。
デンマークの3Dプリント住宅メーカーの3DCPグループも、3Dプリント住宅建設時にバインダー処理をすることなどで、壁などの掃除が大分楽になると説明している。
掃除の仕方や頻度などについては、3Dプリント住宅は他の住宅と左程変わりはないようだ。