ハビタット・フォー・ヒュマニティが米バージニア州初の3Dプリント住宅を建設

アメリカの非営利団体のハビタット・フォー・ヒュマニティが、米バージニア州初の3Dプリント住宅を建設したとして話題になっている。

ハビタット・フォー・ヒュマニティがバージニア州ウィリアムズバーグに建設した3Dプリント住宅は、広さ1200平方フィート(約111.5平方メートル)の平屋建ての一戸建て住宅で、3ベッドルームと2バスルームの構成されている。住宅の基本部分の建設にかかった時間は28時間だったという。

ハビタット・フォー・ヒュマニティのジャネット・グリーンCEOは、「この3Dプリント住宅は、アメリカの建設業におけるゲームチェンジャーになります。(住宅の建設コストが上昇しているアメリカで)適切な価格の住宅を建設するための強力なツールです。アメリカの住宅問題を解決する手段として、今後も建設3Dプリンターの導入を進めてゆきます」とコメントしている。

13歳の息子と3Dプリント住宅に入居するシングルマザーのエイプリル・ストリングフィールドさんは、「地面の上に何もない状態から、建設3Dプリンターで家が建てられてゆく様を見るのはとても驚きでした。息子と共にこの新しい住宅へ入れることを幸せに思っています」とコメントしている。