SQ4Dが1900平方フィートの住宅を3Dプリンターで建設

ニューヨーク・ロングアイランドに拠点を置く3DプリンターメーカーのSQ4Dが、1900平方フィート(約53.4坪)の住宅を3Dプリンターで建設し、話題になっている。

SQ4Dが開発した建設3Dプリンター「オートノマス・ロボティック・コンストラクション・システム」(ARCS)で建設したもので、建設資材コストは6000ドル(約66万円)、建設にかかった時間は48時間だという。SQ4Dによると、ARCSで住宅を建設することで、建設コストを最大で70%程度削減できるとしている。

SQ4Dは、2018年にもARCSを使って500平方フィート(約14坪)の大きさの住宅を12時間で建設している。SQ4Dは、ARCSの性能をさらに向上させることで建設時間をさらに短縮できるとしている。

建設3Dプリンターで住宅を建設する機運は世界的に高まっている。UAEのドバイでは、建設スタートアップ企業のエイピス・コアが、総床面積6,888平方フィート(約193.5坪)の二階建ての建物を建設3Dプリンターで建設している。また、テキサス州に拠点を置くスタートアップ企業のICONも、メキシコのタバスコに50件の3Dプリント住宅を建設するプロジェクトを展開している。2020年は、建設3Dプリンターの活用が本格化する年になると、ある業界関係者は