シンガポールの南洋理工大学が建設用3Dプリンティング・コンクリートロボットを開発 https://3dprint.com/223728/mobile-robot-3d-print-construction/

シンガポールの南洋理工大学が、建設用3Dプリンティング・コンクリートロボットを開発し、話題になっている。

南洋理工大学が開発したのはアーム型の3Dプリンティング・コンクリートロボット。一般的な建設用3Dプリンターは、固定されたフレーム内でがノズルを移動させてコンクリートを積層するタイプが多いが、南洋理工大学のロボットは、アームを移動させてコンクリートを積層する。アームが設置されたベースも移動式で、アームとベースが自由に移動して建設する仕組み。

アームにはホースが取り付けられ、別の場所に設置されたミキサーコンクリートコンテナからポンプを通じてコンクリートが送られる。また、アームとベースの操作はリモートで行う。

アームとベースが自由に移動するため、造形できる建物のサイズは相当スケーラブルになったと南洋理工大学の関係者はコメントしている。

ロボットは現在評価フェーズにあり、南洋理工大学では今後、人や障害物をセンサーで探知してプリントを安全に中断させる機能なども搭載してゆきたいとしている。

現在世界各地で建設用3Dプリンターの開発が行われているが、移動式の建設用3Dプリンティングロボットが開発されたのは今回が初と見られる。