家具小売り大手チェーンのIKEAが、インテリアデコレーションのオンデマンド3Dプリンティングサービスを開始して話題になっている。FLAMTRADと名付けられた新サービスは、IKEAドイツのウェブサイトから注文を受け付け、ダイマンションのSLS3Dプリンターで製造するもの。現時点では、顔のスカルプチャーと手のスカルプチャーの二種類から選択できる。なお、いずれも白か黒のカラーを選択できる。価格は29.99ユーロ(約3890円)から49.99ユーロ(約6498円)となっている。なお、現在のところ、FLAMTRADのサービスはドイツ国内でのみ提供される。
IKEAは3Dプリンティングテクノロジーを積極的に導入していることで知られている。IKEAはこれまでに家具の消耗部品などの3Dモデルを公開するThisAblesというプロジェクトも立ち上げている。
IKEAは、1943年にスウェーデンのイングヴァー・カンプラド氏が立ち上げた家具ショップが発祥。DIY型家具、キッチンアプライアンス、ホームアクセサリーなどを中心にアイテムを揃え、世界中にチェーンを拡大している。IKEAは、2008年より世界最大の家具小売りチェーンとして君臨している。日本でもIKEA東京ベイ、IKEA港北、IKEA神戸など、各地で9店舗を運営している。