プロトラブズが3Dハブズを2億8千万ドルで買収

アメリカの大手3Dプリンティングサービスビューローのプロトラブズが、オランダのオンライン3Dプリンティングサービスビューローの3Dハブズを2億8千万ドル(約294億円)で買収する。買収により、オンラインとオフラインを合わせた世界最大規模の3Dプリンティングサービスビューローが誕生する。

3Dハブズの買収について、プロトラブズの時期社長兼CEO就任予定のロブ・ボーダー氏は、「3Dハブズの買収により、お客様に高次元のマニュファクチャリングの柔軟性を提供するという我々のサービスモデルをさらに進化させることが可能になります。合併する二社は、マーケットに業界最高クラスのデジタルマニュファクチャリング・ソルーションを提供し、プロトタイプからエンドユーズパーツまでの幅広いニーズに対応してゆきます」とコメントしている。

3Dハブズは2013年設立。設立当初は一般の3Dプリンター所有者をインターネットでネットワークし、3Dプリント希望者とオンラインでマッチングする仕組を提供していた。同社はこれまでに個人の3Dプリンター所有者をネットワークから排除し、法人パートナーとパートナーシップを構築するビジネスモデルへ転換している。同社のサービスは欧州主要国を中心に、世界20カ国のユーザーに利用されている。

プロトラブズは1999年設立。ミネソタ州メープルプレーンズに拠点を置く3Dプリンティングサービスビューロー。アメリカをはじめイギリス、ドイツ、日本でも事業を展開している。同社はニューヨーク株式市場に上場している。