ドイツの大型3Dプリンターメーカーのビッグレップ創業者兼CEOのレネ・グルカ氏が死去した。死因などの詳細は明らかにされていない。
グルカ氏は1971年にドイツ北部の街ヴァレルで生まれた。オスナブリュック郡でビジネス関連法を学び、ベルリンで事業活動を開始した。後にサンフランシスコでドイツ・アメリカ商工会議所のマネージングディレクターを務め、ベルリンとサンフランシスコの企業間の交流活動を促進するなど多方面で活躍した。
2014年にビッグレップを設立。世界中で3Dプリンターメーカーが数多く勃興する中、設立当初より大型3Dプリンターにフォーカスし、比較的初期の段階で大型3Dプリンターメーカーとしてのステータスを確立した。
グルカ氏の死去に際し、ビッグレップは自社ホームページで以下のコメントを掲載している。
「レネのビッグレップとその従業員に対する影響力を鑑みるに、レネなき日々の生活がどのようなものになるのか想像できません。レネが存命中に我々に与えてくれた影響力やインスピレーションを失うことについて発する言葉もありません。彼の存在を通して知りえたものと、彼のアイデアへの尊敬を忘れないようにしたいと思います」
ビッグレップは、グルカ氏の後任CEOなどについての情報を、現時点では明らかにしていない。