テキサスの建設会社が24時間で3Dプリント住宅を建設 http://www.3ders.org/articles/20181018-icon-3d-prints-homes-in-24-hours-raises-9-million-for-expansion.html

テキサスの建設会社が24時間で3Dプリント住宅を建設したとして、話題になっている。

建設したのはテキサス州オースティンに拠点を置くアイコン社。平屋建て600平方フィート(約55.74平方メートル)の3Dプリント住宅はセメントを素材に3Dプリントされ、建設にかかったコストはわずか4000ドル(約44万円)だったという。アイコン社によると、この3Dプリント住宅は、テキサス州オースティン市が建築許可証を発行したアメリカ初の3Dプリント住宅になったという。

アイコン社はまた、これまでにベンチャーキャピタルなどから900万ドル(約9億9千万円)の資金調達に成功している。同社へ投資した企業の中には、アメリカ最大のハウスメーカーのDRホートンも含まれているという。

自社の建設3Dプリンティング事業について、アイコン社のジェイソン・バラードCEOは、「我々は世界的な住宅不足に直面しています。これまでの建設のやり方を少し修正する程度ではこの問題を解決することは不可能です。我々は、ハウスメーカー業界そのものが完全なパラダイムシフトを必要としていると認識しています。そして、ワールドクラスの投資家が我々に投資してくれていることに感謝しています」とコメントしている。

アイコン社は非営利団体のニュー・ストーリーと共同で、ホームレスのための3Dプリント住宅を建設することなども予定しているという。