GEが3Dプリンターで大型風力発電機を製造している。同社による発表によると、GEは高さ200メートル程度の大型風力発電機を製造し、世界中に設置するとしている。
風力発電機は通常、高い高度でより大きな風力が得られる。例えば、高さ20メートルの風力発電機は、タービン一つにつき100KWの電気を発電できる。また、高さ84メートルの風力発電機の発電量は2000KWとなる。現在、高さが世界最長の風力発電機は、ドイツのゲイルドーフに設置された高さ178メートルの風力発電機で、GEが開発予定の風力発電機は、それを上回るものとなる。
GEによると、風力発電機の製造に3Dプリンターを使うことで、設置場所までのロジスティクスの問題を解決できるとしている。GEは、風力発電機の設置場所に大型3Dプリンターを設置し、現地で風力発電機のパーツを製造するとしている。
GEの先端製造技術担当リーダーのマテオ・ベルッチ氏は、「このプロジェクトは、再生可能エネルギーで世界をより良い方向へ導くためのものです。(3Dプリンターなどの)より多くのサステナブル・テクノロジーを活用することで、それを実現することができます」とコメントしている。