ドイツ初の3Dプリント住宅が完成

ドイツ初の3Dプリント住宅が完成し、現地で話題になっている。デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルのパートナーPERIがドイツのベッカムに建設した3Dプリント住宅は、広さ160平方メートルの二階建て住宅。COBODインターナショナルの建設3Dプリンターで建設された。完成記念式典にはドイツ連邦建設国土庁のイナ・シャレンバッハ大臣も参加し、ドイツ史上初のイベントを祝福した。

シャレンバッハ大臣は、「ドイツ初の3Dプリント住宅が完成したことで、ドイツの建設業界にポジティブなプレッシャーが生じました。新しいテクノロジーを使って建設イノベーションと新しいスタイルをもったモダンアーキテクチャーの可能性を生み出します。建設3Dプリンティングの経験を積み重ね、この技術を広く普及させる必要があります。なぜなら、この技術は建設コストを引き下げ、家賃などのコストも引き下げるからです」とコメントしている。

PERIのトーマス・インバッヒャー・マーケティング担当ディレクターは、「COBODインターナショナルとの協働により、建設3Dプリンティング・テクノロジーを市場に提供できることが証明されました。このベッカムのプロジェクトは、業界における多くのことに関する大きなマイルストーンです。このプロジェクトは。永遠に歴史に刻まれるでしょう」とコメントしている。

PERIは2018年にCOBODインターナショナルの株の大部分を取得し、筆頭株主となっている。同社はアメリカ・アリゾナ州にも3Dプリント住宅を建設している。