アリゾナ州初の3Dプリント住宅が完成

アリゾナ州初の3Dプリント住宅が完成して話題になっている。アリゾナ州テンペに3Dプリント住宅を建設したのは、ボランティア団体のハビタット・フォー・ヒュマニティ・セントラルアリゾナ。3ベッドルーム、2バスルームの大きさの3Dプリント住宅の建設にかかった時間はわずか8時間だという。

ハビタット・フォー・ヒュマニティ・セントラルアリゾナのデブラ・ブラッドリーCOOは、「アメリカでは現在、住宅の建設コストが非常に高騰しています。建設業界では人材不足が慢性化し、木材やコンクリートなどの建設資材の価格が高騰しています。建設3Dプリンターを活用することで人件費などの建設コストを削減し、建設廃材を削減することが可能になります。人手で建設していたこれまでの工法では、住宅の建設に数週間程度かかっていました。建設3Dプリンターを使えば、8時間で建設することが可能です」とコメントしている。

人件費や建設資材の価格高騰を受け、アメリカでは都市部を中心に建設3Dプリンターの導入が進んでいる。これまでにカリフォルニア州、ネバダ州、テキサス州、ニューヨーク州、ニュージャージー州、フロリダ州、ミネソタ州などで3Dプリント住宅が建設されている。