COBODインターナショナルがアメリカの住宅建設市場へ参入

デンマークの建設3DプリンターメーカーのCOBODインターナショナルが、アメリカの住宅建設市場へ参入する。発表によると、COBODインターナショナルはアメリカのPERIグループ、アルクイスト3D、プリンテッド・ファームズ・フロリダとそれぞれパートナーシップ契約を締結し、各地で3Dプリント住宅を建設する。

COBODインターナショナルとプリンテッド・ファームズ・フロリダは、これまでにフロリダ州ウェストパームビーチに1440平方フィート(約133.7平方メートル)の平屋建て住宅を建設している。両者の3Dプリント住宅は、フロリダ州タラファシー市の適正価格住宅建設貸付制度を利用して建設されたという。

アメリカの住宅建設市場への参入について、COBODインターナショナルの共同創業者でCOOのジェームズ・ライト氏は、「我々の3Dプリント住宅は、強度、耐久性、そして効率性のすべての面で従来型の住宅よりも優れています。従来の住宅よりも簡単に建設できるだけでなく、メンテナンス費用も削減できます。特に木材不足が深刻なアメリカ南部において優位性を発揮できます」とコメントしている。

COBODインターナショナルは、2018年9月にヨーロッパ初の建設許可付き3Dプリント住宅を建設し、話題を集めた。同社の建設3Dプリンターは、UAEのドバイ市にも採用されている。