コンクリートプリントがスウェーデン初の居住用3Dプリント住宅を建設

スウェーデンのスタートアップ企業のコンクリートプリントが、スウェーデン初の居住用3Dプリント住宅を建設した。スウェーデンのトゥンバに建設された3Dプリント住宅は広さ24平方メートルの平屋建で、リビングルーム、キッチン、ベッドルーム、バスルームで構成されている。

建設にはコンクリートプリントが開発したロボット型建設3Dプリンターが使われた。コンクリートプリントの建設3Dプリンターは、最大9 X 4.2 X 2.5 メートルの大きの住宅を建設できる。窓、ドア、備品などは他の3Dプリンティング企業から供給された。

3Dプリント住宅の建設は、スウェーデンエネルギー省が出資するプロジェクトの一貫として行われた。プロジェクトは、建設3Dプリンティング技術を活用して建設業界のエネルギー効率と資源効率の向上を目指している。建設3Dプリンターは、従来の建設手法よりも低コスト・省資源での建設が可能と期待されている。

建設3Dプリンターは、これまではプロトタイピングなどの試験施工に使われるケースが多かったが、最近は居住用住宅の建設に使われるケースが増えてきている。スウェーデン以外にも、これまでにオランダ、フランス、UAE、アメリカ、カナダなどで居住用3Dプリント住宅が建設されている。