COBODがドイツで3階建アパートを3Dプリンターで建設

デンマークの建設企業のCOBODが、ドイツで3階建アパートを3Dプリンターで建設し話題になっている。

COBODがドイツのウォーレンハウセンに建設しているのは広さ380平方メートルの三階建アパート。主要ブロックを3Dプリンターで製造し、建物の壁はオンサイトに設置された3Dプリンターで製造する。アパートは5世帯が入居可能で、完成後に賃貸に出されるという。

COBODの創業者でジェネラルマネージャーのヘンリック・ランドニールセン氏は、「コロナウイルスの感染拡大の影響でプロジェクトの開始が遅れましたが、このプロジェクトは建設3Dプリンティング技術の競争優位性を証明する重要なマイルストーンになります。我が社の建設プリンターの可能性を示し、新たな市場を切り開く突破口になると信じています」とコメントしている。

アパートの壁はCOBODのBOD23Dプリンターで建設され、大きさは12.5 X 20 X 7.5メーター。1時間あたり最大10トンのコングリートを使用できるとしている。

COBODは、今年7月にもベルギーで2階建の住宅を建設し、話題を集めている。COBODの建設3Dプリンターはアラブ首長国連邦のドバイ市にも採用され、アパートやオフィスビルの建設に使われている。