ドバイに世界初の3Dプリント・コマーシャルビルディングが登場

UAEのドバイに世界初の3Dプリント・コマーシャルビルディングが登場し、話題になっている。ギネスブックに認定された世界初の3Dプリント・コマーシャルビルディングは2600平方フィート(約73坪)の大きさで、ドバイ未来アカデミーのオフィスとして使われる予定だという。

基礎部分の建設にかかった期間は17日で、内装や仕上げに3カ月要した。素材には複数の種類のセメントが使われたとしている。関係者によると、従来型のコマーシャルビルディングに対し作業員50%、建設コスト20%、建設廃棄物60%が、それぞれ削減できたとしている。

ドバイは建設3Dプリンターの導入を積極的に進めていることで知られ、今年一月にもロシアの建設3Dプリンターメーカーのエイピス・コアと共同でドバイ市内に大型集合住宅を建設し、話題を集めた。ドバイは、2025年までに市内に建設される住宅や建物の25%を建設3Dプリンターで建設することを目指している。

住宅や建物の建設に3Dプリンターを使う機運は世界的に高まっている。ドバイのほかにも、これまでにアメリカ、フランス、オランダ、イタリア、デンマーク、ロシア、中国などで建設3Dプリンターの導入が確認されている。