スクウェアド3Dプリンターが世界最大のコンクリート住宅を3Dプリンターで建設

ニューヨークに拠点を置くスタートアップ企業のSスクウェアド3Dプリンターが、世界最大のコンクリート住宅を3Dプリンターで建設したとして話題になっている。

Sスクウェアド3Dプリンターが建設したのは500平方フィート(約14坪)の平屋建ての住宅。同社が開発した自動ロボティク建設システム(Autonomous Robotic Construction System )を使い、わずか12時間で建設したという。

Sスクウェアド3Dプリンターによると、同社の自動ロボティク建設システムを利用することで、従来の建築方法よりも建設コストを最大70%削減できるとしている。なお、同社は500平方フィートサイズの住宅の建設コストを2000ドル(約22万円)程度と見積もっている。

Sスクウェアド3Dプリンターはニューヨーク州パッチョーグに拠点を置くコンスーマー・ビジネス用3Dプリンターメーカー。デスクトップFDM3DプリンターのAFPシリーズなどを製造しているほか、3Dプリンティングをアウトソーシングで請け負うサービスも提供している。

建設現場に建設3Dプリンターを導入する機運が世界的に高まっているが、多くのケースでは建設会社などが主体となって建設3Dプリンターを導入している。普通の3Dプリンターメーカーが建設3Dプリンティングの世界に進出するのは、世界的に見ても極めて珍しい。