HP、シンガポール南洋理工大学、シンガポール国立研究基金が共同でデジタル・マニュファクチャリング共同研究所を開設

HP、シンガポール南洋理工大学、シンガポール国立研究基金が、共同でデジタル・マニュファクチャリング共同研究所を開設した。現地時間の先週、南洋理工大学キャンパス内にて開設式典が開催された。

研究所では、アディティブ・マニュファクチャリングに関するスキル開発プログラムや、デジタルデザイン、アディティブ・マニュファクチャリング用素材開発などの各種のプログラムが提供される。また、フットウェアやアイウェアなどのマスカスタマイズド・マニュファクチャリングの実験なども行われる。

研究所の開設構想は2018年にHPによって提唱された。HPによると、同研究所はHPのアジア初の大学との共同研究所で、研究所の規模としては世界最大規模となる。研究所にはHPの最新の3Dプリンターが設置されるほか、研究員などが出向する。

南洋理工大学は、1991年に設立されたシンガポールの国立大学。QS世界大学ランキング2020年版では世界11位と評価され、シンガポール国立大学とともにシンガポールで双璧をなす名門大学。南洋理工大学は、早くからアディティブ・マニュファクチャリング技術に注目し、学内に複数のアディティブ・マニュファクチャリング関連施設を設置するなど、研究基盤を固めている。