エアバスとローカルモーターズが共同でマイクロファクトリーを設立へ

ヨーロッパの航空機製造大手のエアバスと、アメリカの3Dプリント自動車メーカーのローカルモーターズが、共同でマイクロファクトリーと設立する。マイクロファクトリーでは、小型航空機や自動運転自動車などが製造される予定。

マイクロファクトリーはローカルモーターズが確立したコンセプト工場。これまでの工場の概念を否定し、地元密着型の自己完結的な小型工場を意味する。ローカルモーターズは、実際に消費地に近い場所にマイクロファクトリーを設立し、自動車を製造している。マイクロファクトリーには各種の3Dプリンターなどのアディティブ・マニュファクチャリング機器が導入され、パーツなどの製造を行っている。

マイクロファクトリーの設立についてローカルモーターズのジェイ・ロジャースCEOは、「従来の運輸インフラは柔軟性がなく、巨額の資本を必要とするものでした。一方で、近年の新たな消費トレンドや技術的進化に必ずしも対応できていません。マイクロファクトリーは、ローカルなニーズにきめ細かに対応できるでしょう」とコメントしている。

ローカルモーターズは2007年設立。2015年には世界初の3Dプリント自動車「LM3D」を開発し、世界的な話題となった。