3Dハブズが2018年度第三四半期トレンドレポートを発表

世界中の3Dプリンターをネットワークしているオランダのベンチャー企業3Dハブズが、2018年度第三四半期トレンドレポートを発表した。レポートは3Dハブズのネットワークに参加している全世界の6,000のサービスプロバイダーのデータを基に編集された。

期間中もっとも頻繁に使われた3Dプリンターはフォームラブズのフォーム2で、期間中14,517点の部品を製造した。また、フィラメントなどの素材でもっとも多く使われた色は黒で、全体の45%を占めた。

ユーザーによる評価がもっとも高かった3DプリンターはポーランドのゾートラックスM200で、評価の平均点は5点満点中4.87点だった。2位はLulzbotのTaz5 3Dプリンターだった。

工業用3Dプリンターでもっとも評価が高かったのはHPのジェットフュージョン42003Dプリンターで、本年度2回目の1位評価を獲得した。また、同期間中に同プリンターが製造した部品点数は6,500点で、前四半期から30%増加した。

3Dプリンターが最も多く設置されている都市はニューヨークで、ロンドンが続いた。ニューヨークとロンドンに設置されている3Dプリンターの数は、全体の30%に達した。

3Dハブズはオランダの起業家ブラム・デ・ツウォート、ブライアン・ギャレットの二人が2013年4月に設立した。同社が接続している3Dプリンターをインターネット経由でユーザーが利用した場合、一定の手数料を受け取る仕組み。同社は2014年9月に450万ドル(約4億9,500万円)の資金も調達している。