カンペールがフットウェアのデザインに3Dプリンターを活用

スペインのフットウェアメーカーのカンペールが、フットウェアのデザインに3Dプリンターを活用している。

カンペールが利用しているのは、同じくスペインのバルセロナに拠点を置くBCN3Dのシグマ3Dプリンター。ABS、PET-G、ナイロン、TPUなどの素材を使い、各種のフットウェアのプロトタイプを製造している。

BCN3Dのシャビア・マルティネス・ファネカCEOは、「3Dプリンターが手元にあることで、カンペールのデザイナーは文字通り新たなデザインを直ちに掌に載せることが可能になります。デザイナーが新しいモデルを翌日に手に入れられることで、カンペールのデザインチーム全体が新しい創造的な可能性を持つことになります」とコメントしている。

カンペールは、スペイン・バレアレス諸島州インカに拠点を置くフットウェアメーカー。カンペールとは「素朴な」「田舎の」という意味で、奇抜な色彩や左右非対称などのユニークなフットウェアを製造することで知られている。ロンドン、パリ、ミラノ、ニューヨーク、東京などに直営店を設け、日本では特に大手百貨店に販売コーナーを有している。

カンペールは、生産機能を有しないマーケティング型企業で、製造は外部の工場に委託している。