リラティビティ・スペースが、NASAのステニス宇宙センターに大型3Dプリンティング工場を開設

ロサンゼルスに拠点を置くロケット開発ベンチャー企業のリラティビティ・スペースが、NASAのステニス宇宙センターに大型3Dプリンティング工場を開設する。発表によると、同社は現在同社のカリフォルニア工場で稼働している大型3Dプリンター「スターゲイトシステム」を、広さ22万平方フィート(約2万平方メートル)の大きさのステニス宇宙センターで最大24台稼働させるという。

リラティビティ・スペースは最近、4570万ドル(約502700万円)の資金を調達していた。資金は今回の投資に使われるものとみられる。

リラティビティ・スペースの担当者は、「他のロケットメーカーと違い、リラティビティ・スペースはロケットや宇宙船の製造のほぼすべてに3Dプリンターを使っています。この新テクノロジーを使うことで製造時間を削減し、最終的には製造コストを削減することも可能になります」とコメントしている。

リラティビティ・スペース社は別のロケットベンチャー企業のブルーオリジンとスペースX出身のティム・エリス氏とジョーダン・ヌーン氏が2016年に共同で立ち上げた。同社に対してはベンチャーキャピタルなどがこれまでに巨額の資金を出資している。