スペインのスタートアップ企業が3Dプリント住宅を12時間で建設 https://www.longroom.com/discussion/973087/be-more-3d-and-cemex-3d-print-bungalow-in-12-hours

スペインのスタートアップ企業ビー・モア・3Dが、3Dプリント住宅を12時間で建設して話題になっている。

バレンシア工科大学発のスタートアップ企業、ビー・モア・3Dが開発した建設3Dプリンター「BEM1プロ」は、最大24平方メートルの大きさの住宅を建設できる。ビー・モア・3Dでは、建設3Dプリンターの造形サイズを今後さらに拡大し、複数階の住宅も建設できるようにするとしている。

ビー・モア・3Dが建設した住宅は、ベッドルーム、バスルーム、リビングルーム、ダイニングルーム付きの平屋住宅。スペインのカスティーユ・マンチャ州のクエンカ市に建設された。ビー・モア・3Dは、同プリンターを使って合計で7軒の住宅を建設するとしている。

「(建設3Dプリンターを使う事で)建設コストを最大35%程度削減する事が可能になります。また、時間と産業廃棄物の排出量を削減し、作業中の事故を防止する事も可能になります。建設3Dプリンターのスピードを上げれば、最速8時間で住宅を建設する事も可能です」とビー・モア・3Dの共同創業者のヴィシェンテ・ラミレズ氏はコメントしている。

建設3Dプリンターで住宅を建設するプロジェクトは世界中で立ち上がっている。フランスでは先日、世界初の入居者が入居する3Dプリント住宅が建設されたほか、イタリアでも3Dプリント住宅が建設されている。