カリフォルニア州で新型コロナウィルス検査用スワブの不足が深刻化

カリフォルニア州で新型コロナウィルス検査用スワブの不足が深刻化している。アメリカ全体で新型コロナウィルス感染拡大が続く中、多くの州で新型コロナウィルス検査用スワブが不足している。

カリフォルニア州のガヴィン・ニューソム知事は、カリフォルニア州のロックダウンを解除するために一日あたり6万から8万の抗体検査をする必要性を説いているが、実際の検査数はそれを大きく下回っている。

検査用スワブの不足に対応するため、サンフランシスコに拠点を置く3Dプリンターメーカーのオリジンが自社の3Dプリンティングプラットフォームを使い、検査用スワブの製造を開始している。オリジンによると、同社は製造能力を徐々に上げ、最終的には一週間あたり400万個の検査用スワブを製造するとしている。

ニューソム知事は、連邦政府とともに防衛生産法などを活用した上で、他の民間企業に検査用スワブの製造を要請したいとしている。

本記事執筆時点でのカリフォルニア州の新型コロナウィルス感染者数は4万8千人を超え、死亡者数は1982人に達している。新型コロナウィルスの感染拡大を防止するため、カリフォルニア州では先月より自宅待機命令を含むロックダウンが敷かれている。