エンビジョンテックが新型コロナウィルス検査用スワブの製造を開始

ドイツの3Dプリンターメーカーのエンビジョンテックが、新型コロナウィルス検査用スワブの製造を開始した。ベス・イスラエル・デアコネス・医療センターと協働するもので、エンビジョンテックのエンビジョン・ワンcDLMプラットフォームで製造する。

プロジェクトを担当しているベス・イスラエル・デアコネス・医療センターのラミー・アーナアウト医師は、「エンビジョンテックの検査用スワブをテストしましたが、結果は良好です。品質が安定しており、何よりも従来型の検査用スワブよりも高品質です。煮沸消毒にも問題なく耐えられます」とコメントしている。

新型コロナウィルス感染拡大に伴い、ドイツでも新型コロナウィルス検査用スワブの不足が深刻化している。エンビジョンテックは、同社の顧客ネットワークなどを活用して、最大で一日当たり100万個の検査用スワブを製造したいとしている。

新型コロナウィルスの世界的な感染拡大が続く中、ドイツでも感染者数が増加している。本記事執筆時点でのドイツの新型コロナウィルス感染者数は13万4千人を超え、死亡者数は3804人に達している。全世界の新型コロナウィルス感染者数は208万人を超え、死亡者数は13万4千人に達している。