コロンビア大学図書館職員が3Dプリンターでフェイスシールドを製造

コロンビア大学図書館職員が3Dプリンターでフェイスシールドを製造し、話題になっている。

フェイスシールドを製造したのはコロンビア大学図書館に勤務するマディハ・チョクシ氏を中心とする有志グループ。ニューヨーク長老教会病院に勤務する友人の医師が、チョクシ氏へ医療現場で医療物資が不足している現状を訴えるメールを送付したことで、図書館が保有する3Dプリンターでフェイスシールドを製造することを思いついたという。メールにはダウンロード可能なオープンソースのファイルへのリンクが貼られていたという。

チョクシらのグループは、これまでに7500個のフェイスシールドを3Dプリンターで製造し、地元の医療機関へ提供した。

CNNの取材に対し、チョクシ氏は、「(3Dプリンターは)サプライチェーンに依存していないので、必要な分だけフェイスシールドを製造することができます。ニューヨークの医療現場では医療物資の不足が深刻化していますが、少しでも助けになればと考えています」とコメントしている。

新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、ニューヨーク州が最大の感染地帯となっている。本記事執筆時点でのアメリカの新型コロナウィルス感染者数は39万5千人を超え、死亡者数は1万2千人に達している。ニューヨーク州での死亡者数は5千人を超えている。