米バーモント州の警察官が3Dプリンターでフェイスシールドを製造

米バーモント州の警察官が3Dプリンターでフェイスシールドを製造し、話題になっている。

フェイスシールドを製造しているのはバーモント州警察本部に勤務するロバート・ジンク警部。普段は趣味で3Dプリンターを使っている中、地元の医療機関でフェイスシールドが不足していることを聞きつけ、3Dプリンターで製造することを思いついたという。

フェイスシールドで使われるプラスチックシートは、地元の大手文房具店のステープルズから寄付された。ジンク警部は余暇時間をフル活用し、これまでに60個のフェイスシールドを製造、地元の医療機関へ寄付した。

バーモント州警察は、「ジンク警部は友人と共に、60個のフェイスシールドを3Dプリンターで製造しました。プラスチックシートは、ステープルズから寄付されました。この出来事は、バーモントのコミュニティが危機に対して一つになれることを証明するものです」というコメントをフェイスブックに投稿している。

本記事執筆時点でのアメリカの新型コロナウィルスの感染者数は36万人を超え、死亡者数は10,859人に達している。バーモント州での新型コロナウィルスの感染者数は512人、死亡者数は22人となっている。バーモント州は、アメリカ最大の新型コロナウィルスの感染地であるニューヨーク州に隣接している。