ノースウェル・ヘルス病院が南フロリダ大学とフォームラブズと共同で新型コロナウィルス検査用スワブを製造

ニューヨーク最大級の病院システムのノースウェル・ヘルス病院が、南フロリダ大学とフォームラブズと共同で新型コロナウィルス検査用スワブを製造した。スワブの試作品は南フロリダ大学付属病院でテストされ、従来型のスワブと同程度の基準を満たしたことが確認されたという。

ノースウェル・ヘルス病院はフォームラブズの3Dプリンターを使い、一日あたり1000から1500個の検査用スワブを製造するとしている。

ノースウェル・ヘルス病院のトッド・ゴールドスタイン氏は、「3Dプリンターで製造されたスワブは、ノースウェル・ヘルス病院の患者に使われるのみならず、地域の医療機関にも提供される予定です。3Dプリンターが使える医療機関と情報を共有し、より多くのスワブを製造してゆきます」とコメントしている。

新型コロナウィルスの感染拡大が続くアメリカでは、新型コロナウィルス検査用スワブの不足が深刻化している。フォームラブズも自社工場で稼働中の3Dプリンターを使い、新型コロナウィルス検査用スワブの製造を開始し、医療機関への提供を開始している。

本記事執筆時点でのアメリカの新型コロナウィルス感染者数は21万人を超え、死亡者数は5102人に達している。医療現場では新型コロナウィルス検査用スワブに加え、フェイスシールド、フェイスマスクなどの医療物資の不足が深刻化している。