デラウェア大学がRobozeのARGO500 3Dプリンターを導入

アメリカのデラウェア大学が、イタリアの3DプリンターメーカーのRobozeのARGO500 3Dプリンターを導入する。同大学の複合素材センターに導入されるもので、アメリカ陸軍と共同で行っている高熱3Dプリンティングの研究開発に使用される。

デラウェア大学複合素材センターによると、ARGO500 3Dプリンターの造形精度の高さとノズルの対応溶融温度の高さが導入の決め手になったという。同センターのラリー・ホルムズ・アシスタントディレクターは、「Roboze ARGO500 3Dプリンターは、我々が展開しているプロジェクトに最適でした。特に製造再現性と精密性が重要であり、ARGO500 3Dプリンターはその条件を満たしていました。各種のハイパフォーマンス素材が利用可能で、高温に対応できることも決め手になりました。プリント能力も安定しており、温度の管理もスムースにできます」とコメントしている。

ARGO500は、最大500mm X 500mm X 500mm の造形サイズを持つFDM方式の3Dプリンターで、PEEK、ULTEM、AM9085F、カーボンPAなどのエンジニアリングポリマーを素材に造形出来るのが特徴。また、Robozeが独自に開発したカーボンPEEKも使用出来る。PEEKなどを素材にすることで、高い耐久性が求められるパーツの製造が可能になるとしている。