国際宇宙ステーションに3Dプリンター用プラスチックリサイクラーが導入

ISS国際宇宙ステーションに3Dプリンター用プラスチックリサイクラーが導入される。現地時間の今週土曜日に打ち上げられるシグナス貨物宇宙船に搭載され、各種の物資と共に搬入される。

プラスチックリサイクラーは、NASA傘下のベンチャー企業のメイド・イン・スペースが開発した。国際宇宙ステーション内で生じるプラスチックゴミや、3Dプリンターのフィラメントゴミなどを、3Dプリンターのフィラメントにリサイクルする。

メイド・イン・スペースの担当者は、「プラスチックリサイクラーは、プラスチックのパッケージゴミや3Dプリンターの利用によって生じたゴミなどをリサイクルすることで、宇宙空間におけるプラスチックの持続可能なライフサイクルをより完璧なものに近づけます。長期間に及ぶミッションにおける自己完結性と持続可能性を改善し、地球からの物資補給にかかる打ち上げコストを削減するでしょう」と説明している。

メイド・イン・スペースは、2016年に世界で初めて国際宇宙ステーションに3Dプリンターを導入した。メイド・イン・スペースの3Dプリンター「ゼロ・グラビティ」は、これまでに国際宇宙ステーション内で使われる各種のパーツなどを製造してきている。

メイド・イン・スペースは2010年設立。宇宙空間における商業的、工業的製造ソルーションを提供する事を目的に事業を展開している。