カーボンが3Dプリンター用樹脂の価格を最大40%値下 http://industries.ul.com/news/carbon-announces-ul-certification-of-their-resin-for-3d-printing

シリコンバレーに拠点を置くSLA3Dプリンターメーカーのカーボンが、自社の3Dプリンター用の樹脂の価格を最大40%値下げする。

値下の対象となる樹脂は同社のリジッド・ポリウレタン70(RPU70)。従来の価格1リットル当たり250ドル(約27,500円)から150ドル(約16,500円)に値下げする。

カーボンのCEO兼共同創業者のジョセフ・デジモン氏は、「今回のアプローチは、アディダスのような我々のパートナーに大量のモノづくりを、射出成型法などに引けを取らない程経済的に行う事が出来る機会を提供します」とコメントしている。

樹脂の値下げと共に、カーボンはスピードセル社と共同開発した樹脂ディスペンサーの販売も開始する。

カーボンはノースカロライナ大学教授のジョセフ・デジモンらが設立、高速SLA3Dプリンター「M1」を製造している。「M1」は、従来型のSLA方式の3Dプリンターよりも最大100倍のスピードでプリント出来るとしている。「M1]はこれまでにアディダス、フォード、BMWなどに採用されている。

カーボンへはグーグルベンチャーズ、GEベンチャーズ、ニコン、BMWらが、これまでに総額2,200万ドル(約242億円)を出資している。