メイド・イン・スペースのラッシュCEOがNASAのアドバイザリー委員会議長に就任

NASA傘下のベンチャー企業のメイド・イン・スペースのアンドリュー・ラッシュCEOが、NASAのアドバイザリー委員会議長に就任する。NASAのジム・ブライデンスタイン長官の委託を受けたもので、NASAの規制およびポリシーに関する議論を取りまとめる。任期は三年。

具体的には、NASAが関係する規制とポリシー、行政手続き、組織内調整、国際ガバナンス問題などが話し合われる。

ラッシュ氏は、2015年にメイド・イン・スペースの社長兼CEOに就任し、人類史上初の宇宙用3Dプリンターを開発、2016年に世界で初めて国際宇宙ステーション(ISS)に設置し、稼働させた。

議長就任についてラッシュ氏は、「委員会議長に就任することは大変な名誉です。この機会を嬉しく思います。他の委員とともに働き、NASAが直面している様々な課題の解決策をブライデンスタイン長官にご提案したいと思います」とコメントしている。

メイド・イン・スペースは2010年設立。同社はこれまでに2台の宇宙用3Dプリンターを国際宇宙ステーションに設置した。国際宇宙ステーションでは現在、宇宙飛行士が同社の3Dプリンターを使って各種のモノづくりを行っている。