アディティブ・フライト・ソルーションズがAS9100D認証を取得

シンガポールに拠点を置くアディティブ・フライト・ソルーションズがAS9100D認証を取得し、航空産業のグローバルサプライチェーンの品質管理を行う国際航空品質グループ(International Aerospace Quality Group)に登録された。アディティブ・フライト・ソルーションズは、2018年にアメリカの大手3DプリンターメーカーのストラタシスとシンガポールのSIAエンジニアリング・カンパニーが設立した合弁企業。

アディティブ・フライト・ソルーションズは、ストラタシスのアディティブ・マニュファクチャリング技術を活用し、航空機のメンテナンス、リペア、オーバーホール(MRO)サービスを提供している。同社は特に、3Dプリンターで航空機のインテリア・キャビンコンポーネントなどを製造している。

アディティブ・フライト・ソルーションズのディストリクト・ジェネラルマネージャーのステファン・ローディング氏は、「パーツ単体の軽量化から、より柔軟性のあるレイアウトとデザインまで、航空機のインテリアはよりイノベーティブな領域に突入することになるでしょう。今回AS9100D認証を取得したことは、我が社と我が社の親会社にとっての重要なマイルストーンです。航空機用のパーツ製造をより信頼できるものにし、より精密なエンジニアリングの実現を保証してくれます」とコメントしている。

航空機のメンテナンスに3Dプリンターを活用する機運は世界的に高まっている。中東のエティハド航空も、自社の航空機のメンテナンスにEOSとビッグレップの3Dプリンターを活用している。