リンク3Dが700万ドルの資金調達に成功

ニューヨークに拠点を置くアディティブ・マニュファクチャリング・ワークフロー・ソフトウェア開発のリンク3Dが、700万ドル(約7億5600万円)の資金調達に成功した。調達した資金はアメリカ、ヨーロッパ、日本市場での販売促進とカスタマーサポートに使われるとしている。

リンク3Dに出資したのは、コロラド州ボーダーに拠点を置くベンチャーキャピタルのAIキャピタルをリードインベスターとするシンジゲート。AIキャピタルは、特にAI技術を活用したスタートアップ企業に特化した投資事業を展開している。なお、バリュエーションなどの投資の詳細については明らかにされていない。

リンク3Dの共同創業者兼CEOのシェーン・フォックス氏は、「資金は、アディティブ・マニュファクチャリング関連製品のワークフロー・オートメーション技術や、人工知能の研究開発にも使われます。これらの新技術の開発により、世界中のメーカーにマニュファクチャリングの真のベネフィットをもたらすことができると信じています」とコメントしている。

リンク3Dは2016年設立。アディティブ・マニュファクチャリング・エグゼキューション・システム(アディティブMES)と名付けられたワークフロー・ソフトウェアをSaaSとして世界中のメーカーや3Dプリンティング・サービスビューローに提供している。