リラティビティ・スペースがシリーズC投資で1億4千万ドルの資金調達に成功

ロサンゼルスに拠点を置く新興ロケットメーカーのリラティビティ・スペースが、シリーズC投資で1億4千万ドル(約151億円)の資金調達に成功した。

投資したのはベンチャーキャピタルのボンド・アンド・トライブ・キャピタルを筆頭とする投資シンジケート。バリュエーションなどの投資についての詳細な情報は明らかにされていない。今回の投資により、リラティビティ・スペースが調達した資金の総額は1億8570万ドル(約200億円)となった。

リラティビティ・スペースは、ロケットを構成する部品のほぼすべてを3Dプリンターで製造することで知られている。同社のロケットはわずか1千点の部品で構成され、ゼロベースからわずか2カ月で打ち上げ可能な状態に製造される。

資金調達を成功させたことについて、リラティビティ・スペースの共同創業者兼CEOのジョーダン・ヌーン氏は、「(今回の資金調達により)テラン1ロケットの開発を完了させ、顧客にまったく新しいバリューチェーンを提供することが可能になりました。スターゲート工場で製造中のテラン1ロケットは、我々の長期ビジョンを実現するための新たなマイルストーンになるでしょう」とコメントしている。

リラティビティ・スペース社は別のロケットベンチャー企業のブルーオリジンとスペースX出身のティム・エリス氏とジョーダン・ヌーン氏が2016年に共同で立ち上げた。