3Dハブズがアメリカにビジネス拠点を設立へ

世界中の3Dプリンターをネットワークしているオランダのスタートアップ企業の3Dハブズが、アメリカにビジネス拠点を設立する。

新たにアメリカに設立される3Dハブズ・マニュファクチャリングLLCは、3Dハブズの「フルフィルド・バイ・3Dハブズ」戦略の一環として設立される。3Dハブズ・マニュファクチャリングLLCは、アメリカ国内の全ユーザーに3Dプリンティングサービスを提供する。

3Dハブズ・マニュファクチャリングLLCでは、FDM、SLA、SLS、HPマルチジェット・フュージョンの、各種のハイエンド3Dプリンターが利用できるとしている。なお、最低発注金額は35ドル(約3,850円)となっている。

3Dハブズは、今日までに世界中の3Dプリンターオーナーをネットワーク化し、ユーザーとマッチングするビジネスモデルを構築してきた。ところが、今年9月からビジネスモデルを転換し、3Dハブズが認定したパートナーにのみ製造を委託し始めた。これにより、それまでネットワークに参加していた多くの個人の3Dプリンターオーナーが3Dハブズのネットワークから外されることとなった。現時点では、3Dハブズの認定パートナーは、一定の事業規模を持つ企業に限定されているものと見られる。

3Dハブズはオランダの起業家ブラム・デ・ツウォート、ブライアン・ギャレットの二人が2013年4月に設立した。同社に接続している3Dプリンターをインターネット経由でユーザーが利用した場合、オーナーが一定の手数料を受け取る仕組みを提供していた。