ドイツのペリー・グループがデンマークの3Dプリント建設企業に出資 http://www.3ders.org/articles/20181031-peri-group-acquires-minority-share-in-danish-construction-3d-printing-company-cobod.html

ドイツの建設用型枠・足場製造大手のペリー・グループが、デンマークの3Dプリント建設企業のCOBODインターナショナルに出資した。出資額や出資の条件は明らかにされていないが、ペリー・グループによると、同社は「(COBODインターナショナル株式の)重要なマイノリティシェアを獲得した」としている。

COBODインターナショナルは2015年設立。コンクリートベースの建設3Dプリンターの製造販売を行っている。同社は最近、世界で初めてEUの包括的建設許可を受けた3Dプリント住宅を建設したことで話題となった。

COBODインターナショナルの社名のCOBODは、 COnstruction Building On Demandの略で、文字通り建設物をオンデマンドで建設するという意味を持っている。

COBODインターナショナルへの出資について、ペリー・グループの経営陣の一人、レンハード・ブレイグ氏は、「我々は建設業界における建設3Dプリンターの発展を注意深く見つめてきました。COBODインターナショナルが開発したBOD2 3Dプリンターは、建設3Dプリンティング技術が市場のニーズを満たすことを証明しています。建設業界における特定の領域において、建設3Dプリンティング技術の重要性が今後数年でさらに高まることを確信しています」とコメントしている。

ペリー・グループは1969年にアーサー・シュヴェーラー氏が南ドイツのヴァイセンホルンに創立した。同社は今日までに61か国で活動を展開している。日本でもペリー・ジャパン株式会社が事業を展開している。