スリーディーシステムズ、ストラタシスの株価が下落 https://en.wikipedia.org/wiki/3D_Systems

現地時間の10月13日金曜日、ニューヨーク証券取引所に上場しているスリーディーシステムズ、ストラタシスの株価が下落した。それぞれ8.8%、7.4%の下落率だった。

スリーディーシステムズ株価の今年年初からの下落率は10.1%で、ストラタシス株価の増加率29.4%と対照的な結果となった。

スリーディーシステムズ株価下落の背景には、HPによるハイエンド3Dプリンター市場参入の影響があると見られている。HPは、独自開発したフルカラーハイエンド3DプリンターのHPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターを昨年投入し、直接競合するスリーディーシステムズのシェアを奪っているものと見られている。

HPマルチジェット・フュージョン3Dプリンターは、これまでにナイキ、BMW、ジョンソンエンドジョンソン、オートデスク、シーメンス、シェイプウェイズ、プロト・ラブズなどの企業に採用されている。

業界の古株のスリーディーシステムズとストラタシスが、素材をクローズにする戦略を採用しているの対し、HPは逆にオープン戦略を採っていることもHPのシェア獲得につながっていると見る向きもある。

HPは先日、新たにメタル3Dプリンターと廉価版フルカラー3Dプリンターの投入も発表しており、スリーディーシステムズとストラタシス両社の業績にさらに影響を与える可能性があると見られる。