デスクトップメタル、Google、GEなどから1億1500万ドルを調達 https://www.desktopmetal.com/

メタル3Dプリンター製造ベンチャー企業のデスクトップメタルが、Google、GEなどから1億1500万ドル(約126億5千万円)を調達した。今回の資金調達により、同社が調達した資金の総額は2億1千万ドル(約231億円)となった。

シリーズD投資となるラウンドにはGoogle傘下のGV(Google Ventures)、GEベンチャーズ、フューチャーファンド、テクトロニック・インダストリーズなど複数の企業・ベンチャーキャピタルが参加した。日本からはリョービも参加した。

デスクトップメタルCEOリック・ヒューロップ氏は、調達した資金をセールスプログラムの拡張や先端研究開発に投じるとしている。

デスクトップメタルは今年、初の製品となる「デスクトップメタル・スタジオシステム」をリリースした。「デスクトップメタル・スタジオシステム」は小型のメタル3Dプリンターで、競合他社製品の10倍のスピードでハイクオリティな3Dプリンティングが可能としている。価格は1台49,900ドル(約549万円)。

同社はまた、独自開発したシングル・パス・ジェッティング技術を使った「デスクトップメタル・プロダクションシステム」を開発している。「デスクトップメタル・プロダクションシステム」はレーザーベースのメタル3Dプリンターの100倍のスピードで3Dプリンティングが可能としている。

デスクトップメタルは2015年にマサチューセッツ工科大学の関係者らが中心となって設立された。