マークフォージドが自社の3Dプリンターをロボット対戦番組へ提供

米マサチューセッツ州に拠点を置く3Dプリンターメーカーのマークフォージドが、自社の3Dプリンターをロボット対戦番組へ提供したとして話題になっている。

マークフォージドによると、同社は四台の「マークフォージド・マーク2」3Dプリンターを人気番組の「バトルボッツ」に提供した。提供された3Dプリンターは対戦ロボットの部品などを製造されたという。製造された部品の数は160点に及び、二週間の番組撮影中連続して使用されたという。

「バトルボッツ」のプロデューサーのグレッグ・マンソン氏は、「マークフォージドの素晴らしい3Dプリンターのおかげで、壊れたロボットを迅速に修理することができました。特にロボットのモーターのショックマウントを3Dプリンターで製造できたおかげで、フェールレートを削減し、信頼性を確保することができました。今年の対戦は、かつてないほど素晴らしいものになりました」とコメントしている。

「バトルボッツ」はケーブルテレビのディスカバリーチャンネルで放送されている人気テレビ番組。武装と装甲を施したリモコンロボットの激しい戦いが魅力で、近年毎年一度放送されている。

マークフォージドはマサチューセッツ工科大学出身のエンジニア、グレッグ・マーク氏が2013年に立ち上げた。同社の3Dプリンターは、特に自動車、航空宇宙、医療などの領域で広く使われている。