ゼネラルモーターズがストラタシスの3Dプリンター17台を追加導入

ゼネラルモーターズがストラタシスの3Dプリンター17台を追加導入したとして話題になっている。ゼネラルモーターズが導入したのはストラタシスのFDM3Dプリンターで、主に完成品パーツの製造などに使われるとしている。

ゼネラルモーターズは3Dプリンティングの黎明期から3Dプリンターを活用していたことで知られている。同社が3Dプリンターを始めて導入したのは1989年で、当時は主にプロトタイピングに3Dプリンターを活用していた。ゼネラルモーターズは、今日までに700人以上の自社エンジニアに3Dプリンティングのトレーニングを行ってきたとしている。

ストラタシス・アメリカのリッチ・ギャリティ社長は、「GMは、新型コロナウィルスのパンデミックにより生まれた不確実性と破壊という新たな通常を克服するために、3Dプリンティング技術に賢明な投資をしています。それにより、GMの製造ラインはより柔軟になり、コストも低下し、スピードはより良くより速くなりました。GMは、自動車業界におけるアディティブ・マニュファクチャリングの未来を示す明確なモデルだといえるでしょう」とコメントしている。

ゼネラルモーターズは、アメリカ政府の国防生産法の発令により、3Dプリンターを使って人工呼吸器の製造も行っている。同社は、これまでに3万台の人工呼吸器を、米国保健福祉省を通じて全米の医療機関に提供してきている。