Tiko似のオールインワン型3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが好調 https://ivi3d.com/specs

Tiko似のオールインワン型3Dプリンターのキックスターターキャンペーンが好調だ。中国上海に拠点を置くIVI3Dが開発した3Dプリンター「IVI」は、デルタ方式のFDM3Dプリンター機能に加え、アタッチメントを交換することでレーザーエングレーバーやCNCカービングの機能も利用できる。

IVIのキックスターターでの販売価格は399ドル(約43,890円)で、レーザーエングレーバーのアタッチメントとCNCカービングのアタッチメントが、それぞれ69ドル(約7,590円)となっている。

IVIのキックスターターキャンペーンは、キャンペーン終了まで28日を残した現時点で、816人のバッカーから417,360ドル(約4,673万円)の資金を集めている。

3Dプリンターコミュニティの中では、IVIのデザインがTikoに似ているという声が上がっている。Tikoは2015年にキックスターターで300万ドル(約3億3千万円)もの資金を集めたデルタ型3Dプリンター。Tikoは巨額の資金を集めたものの実際の開発にはとん挫し、ほとんどのバッカーに出荷できないという結果になった。Tiko3Dプリンターは、キックスターターにおける「3Dプリンター詐欺事件」の典型例のひとつとされている。

IVIのデザインがTikoに似ているという指摘について、IVI3Dは、「囲い込み式のデルタ3Dプリンターは、どうしても見た目やデザインが同じようになってしまう傾向にあります。TikoもIVIと同じようなデザインを採用し、結果的に失敗しました。しかし、このタイプのデザインには多くのメリットがあり、IVIはそれが真実であることを証明することになるでしょう」とキックスターターのFAQページで説明している。

IVI3Dは、IVIの出荷を今年10月から開始するとしている。