ゾートラックスがSLA3Dプリンター「ゾートラックス・インクスパイア」をリリース http://www.3ders.org/articles/20180914-zortrax-enters-resin-3d-printing-market-with-zortrax-inkspire-3d-printer.html

ポーランドの3Dプリンターメーカーのゾートラックスが、SLA3Dプリンター「ゾートラックス・インクスパイア」をリリースする。ゾートラックスがリリースする初のSLA3Dプリンターとなる。

ゾートラックス・インクスパイアはフォトポリマー樹脂を素材にLCDスクリーンとUVLEDライトを使って造形するDLP方式の3Dプリンター。XY軸で最小50ミクロン、Z軸で最小25ミクロンのピッチで造形することができる。造形サイズは最大で74 x 132 x 175 mm となっている。また、管理ソフトとしてゾートラックスの「ゾートラックス・スイート」がバンドルされる。

素材はゾートラックス純正のゾートラックス・フォトポリマーレジン・ベーシックが供給されるが、波長405nmで硬化する樹脂であれば利用できるとしている。

ゾートラックスはゾートラックス・インクスパイアの出荷を今年秋から始めるとしている。なお、価格は2,699ドル(約296,890円)。

ゾートラックスは2013年設立。独自開発したLPD(layer plastic deposition) ベースのFDM3Dプリンターを開発し、主にアメリカとヨーロッパを中心にユーザーを増やしている。ゾートラックスの製品は、日本を含む各国で販売代理店を通じて販売されている。