オランダのCybe建設がサウジアラビア初の3Dプリント住宅を二日で建設 http://www.3ders.org/articles/20181231-saudi-arabia-3d-prints-a-house-in-two-days.html

オランダのCybe(サイビー)建設が、サウジアラビア初の3Dプリント住宅をわずか二日で建設したとして話題になっている。

3Dプリント住宅は箱型のデザインで、一階建ての平屋住宅。コンクリートを原料に、大型建設3Dプリンターで積層造形された。窓枠などは後付けで取り付けられたと見られる。

サウジアラビア初の3Dプリント住宅は、リヤド市内にあるサウジアラビア建設省所有地内に建設された。プロジェクトの責任者のナジ・アタラー氏によると、プロジェクトの目的は3Dプリント住宅の経済合理性を検証し、民間の建設会社へ建設3Dプリンティングへの進出を促すこととしている。

アタラー氏は、「この実験プロジェクトは、未来の建設の明確なアイデアを我々に示してくれます。また、(2030年までに国民の住宅保有率を70%に上げるという)サウジアラビアの国家プロジェクトを実現するための主な技術になるでしょう」とコメントしている。

CyBe建設は2013年11月設立のオランダのベンチャー企業。建設3Dプリンターの他、建設3Dプリンター用ソフトウェア、建築用素材などを製造している。Cybe建設は2017年6月にUAEのドバイでも研究施設を建設3Dプリンターで建設している。